災害大国とも言われている日本では、地震や水害など様々な災害に対して備えが必要です。それは小学生も同様で、親や家族と離れた場所で災害にあった場合は、自分で自分の命を守る必要があります。
子供が防災について学んだり、準備したりする機会が必要となってくる中、プロバスケットボールBプレミアの秋田ノーザンハピネッツが9日、秋田県五城目町の小学校で、児童たちに防災意識を高めてもらい地域の防災力の向上につなげようと防災教室を開きました。
この防災教室は、3年前に秋田市を襲った記録的豪雨をきっかけに、ハピネッツと東京に本社を置く地質調査会社「応用地質」が毎年開催しています。
五城目町の五城目小学校で開かれた教室には、4年生と5年生の児童約70人が参加し、地震による津波や液状化現象、それに大雨による土砂災害など、災害が発生する仕組みについて学びました。
その上で、災害に遭ったときに安全に避難するためのポイントを学びました。
講師は「雨が降っている時は、両手がふさがらないように、傘ではなくレインコートを着用するようにしましょう。食料はリュックに入れて持ち歩きましょう」とアドバイスしました。
座学を終えた子供たちは、体育館で実験を通して災害について学びました。5年生を対象に行われたのは、様々な災害を体験する実験です。
地震の揺れの強さを測る装置を使って、地震の仕組みを学びます。体育館の床とマットの上でジャンプした時、それぞれ揺れにはどんな違いが出るのでしょうか。
柔らかいマットの上のほうが揺れが大きくなりました。同じ地震でも、地盤が緩いほうが震度が大きくなることを体感できました。
続いて、液状化現象について実験します。乾いた土の上に置かれたように見える家の模型。強く揺らすと、どんどん水があふれだしてきます。この現象が家の周りでも起きることがあることを知りました。
このほかにも、大雨による地すべりの仕組みや、復旧活動を迅速に進めるために災害ごみを適切に片付ける方法をクイズ形式で学びました。
参加した児童は、「災害が起こる前に準備できることがある。また、起きてからもできることがあると知った」「家でバッグに非常食を詰めておくことを学んだ」「馬場目川の水害が起きた時にどうやって行動するのかを学んだ」などと話していました。
秋田ノーザンハピネッツ・千田智春さん:
「ありがたいことに子供から大人までたくさんの方にハピネッツというコンテンツを知ってもらっている。ハピネッツをきっかけに、防災や新しい知識を備えてくれることを期待している」
この防災教室は、2027年以降も県内各地で開催するということです。
防災教室の後、児童たちには、ハピネッツと応用地質が作成した防災ガイドブック『防災・減災のススメ』が配布されました。
県内の小学校5年生、約7500人に配られることになっていて、地震や大雨など自然災害に備える方法や、日頃からできる防災の工夫が紹介されています。
さらに、家庭で防災について話し合うきっかけにもなる『防災カード』も配布されました。名前や住所などの基本情報のほか、もしもの時に連絡を取りたい人の情報などを書き込めます。
このカードは、10月8日から行われるハピネッツのホーム開幕戦で、誰でも受け取ることができます。
09月09日(水)19:30