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仲間と支え合い自分だけの表現を磨く 栗田支援学校美術部 あきた総文2026に挑む若き表現者たち 秋田

2カ月後に秋田県内で開かれる第50回全国高校総合文化祭(あきた総文2026)の美術・工芸部門に出場する秋田市の栗田支援学校美術部。作品の完成度を磨く部員たちの今を紹介します。

秋田市の栗田支援学校には、放課後、自分だけの表現を追求する穏やかな時間が流れる教室があります。

集まっているのは美術部の生徒たち。中学部と高等部、合わせて7人が在籍しています。週に2回、限られた時間の中でそれぞれが被写体と向き合い、支え合いながら思い思いに作品を描いています。

栗田支援学校美術部・檜森瑠奈部長:
「みんなで協力すると『色はどちらが合うか』『森をつくるなら黄緑色も足してみようか』などとアドバイスができて、それが一番楽しい」

この中で、ひときわ力強くペンを走らせているのが、高等部3年生の佐藤凱斗さんです。

佐藤さんが美術を始めたのは高等部に入ってから。幼い頃からものづくりが好きで、立体的に仕上がる彫刻の魅力にひかれ入部当初から独創的な世界を形にしてきました。

佐藤凱斗さん:
「小さい頃から工作が好きで家で作っていたが、中学の頃は勇気が出せず美術部に入れなかった。高校に入り、頑張ってみようと思い参加した」

その努力が実を結んだのが、2025年11月に開かれた秋田県高校総合美術展です。

「彫刻特賞」に輝いたのが、佐藤さんの作品『侵食』。制作には約4カ月かかりました。うつむく女性の表情を通して、内面から静かに侵食されていく複雑な心情を表現しました。

佐藤凱斗さん:
「服のしわを強調して、顔を少し左下に傾けて、何かに侵食されているような表現を頑張った。『この人は何かあったのかな?』『大変な人生だったんだろうな』という深い独自の読みをしてほしい」

静かながらも圧倒的な存在感を放つ作品。

その評価を受け、佐藤さんは7月に県内で開かれる全国高校総合文化祭への出場を決めました。

佐藤凱斗さん:
「色々な人と触れ合って、他の人の作品を見て学びを得て、細かいところを参考にして今後の作品につなげたい」

地元秋田で間もなく開かれる高校文化部の祭典・全国高校総合文化祭。

佐藤さんの挑戦、そして仲間たちと積み重ねてきた時間は、この夏、新たな表現へとつながっていきます。

05月13日(水)18:30

 
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