夏を代表する農産物と言えばスイカ。秋田県横手市の農園は今、収穫の最盛期を迎えています。人気の小玉スイカはもちろん、新たな品種も甘くみずみずしく育ちました。横手スイカのおいしさの秘密を探ってきました。
県内有数のスイカの産地、横手市十文字町のあさひの農園にやってきました。
立川愛梨アナウンサー:
「時刻は午前5時前。まだ辺りは薄暗いですが、スイカの収穫は朝が最適」
あさひの農園・土谷一平代表:
「朝に収穫した方が寒暖差の「寒」の時で、身がきゅっと詰まっておいしい。朝に取って夕方に発送するので、朝にこだわっている」
おいしさの秘密、その1は朝に収穫すること。ということで、収穫をお手伝いしながら横手のスイカのおいしさの秘密を探ります。
あさひの農園は約1ヘクタールの敷地で、県オリジナル小玉スイカ「あきた夏丸チッチェ」をメインに栽培しています。皮が薄いのが特徴で、皮のぎりぎりまでおいしく食べられます。
あきた夏丸は暑さに弱く、病気になりやすいことから、農園では様々な品種の試作を重ねていて、2026年は新たに皮が黒い大玉スイカ「ムーンフラッシュ」の栽培を始めました。
大玉スイカの重さは1玉10キロ前後。1つを収穫するのもかなり体力が必要です。
収穫を終えたスイカは、丁寧に丁寧に扱います。傷などがつかないよう機械は使いません。
手作業で品質を維持すること。これがおいしさのもう一つの秘密です。
一方で、おいしい畑の恵みを多くの人に届けるには課題もあります。
1980年代は地域にスイカの農園が約200ありましたが、いまは4分の1。50軒ほどまで減少しています。
それでも「夏はスイカを食べて乗り切ってほしい。食べて笑顔になってほしい」という思いが生産者の原動力です。
ところで、黒く輝くムーンフラッシュ、どのような味わいか気になりますよね。最後は“実食”でおいしさの秘密を探ります。
ムーンフラッシュをカットすると、断面は黄金色。新鮮なスイカにだけ現れるという渦巻き模様も見えます。
立川アナウンサー:
「甘すぎてびっくりする。シャリ感も残しながら濃厚なスイカ。みずみずしい」
スイカの出荷規定の糖度は11.5度ですが、2026年は雨が少なく、寒暖差も大きかったため例年より甘く、糖度は15度にも上ります。
ムーンフラッシュは、道の駅十文字で購入することができます。
スイカのおいしさは「早朝の収穫」「収穫後の丁寧なケア」など、生産者のたゆまぬ努力が生み出していました。
ところで、スイカを購入するときに悩んだことはありませんか。スイカの新鮮さを表すのは音です。
高く張りがある音がするのはスイカが新鮮な証拠。音が鈍いものは、中に空洞があるんだとか。
また、カットされたスイカは、種が黒いものを選ぶとより甘いということです。
07月29日(水)19:00