秋田県男鹿市にある男鹿水族館GAOで2025年12月に生まれたホッキョクグマの赤ちゃんに、一足先に会うことができました。ホッキョクグマの赤ちゃんは順調に成長していて、最近できるようになった“技”も目の前で見せてくれました。
立川愛梨アナウンサー:
「廊下の先に赤ちゃんがいるということですが、いました。小さいです。歩き出して移動しました。少しマイクに興味がある様子です。母親のモモも来ました」
ふさふさの白い毛に、小さな耳。2025年12月4日に男鹿水族館GAOで、ホッキョクグマの豪太とモモの間に生まれた雄の赤ちゃんです。
4日前の3月14日に生後100日を迎え、現在は体長70センチ、体重は10キロほど。
お母さんのモモの後ろをゆっくりとついて歩きますが、どこかぎこちない様子です。
1週間ほど前からサバやホッキョクグマ用の餌も食べ始めたそうですが、まだまだ母乳が大好きです。
立川アナウンサー:
「母親のモモの下に赤ちゃんがいます。モモの母乳を飲んでいます」
飲み終えるとひょっこりと姿を見せ、母親につかまりながら、よいしょと立ち上がります。
網越しではありますが、こちらをじっと見つめ、カメラにも興味津々です。
GAOでのホッキョクグマの繁殖の成功は3例目。歴代の成長を見守ってきた田口清太朗さんも、順調な成長ぶりを感じています。
男鹿水族館GAO・田口清太朗さん:
「いままで赤ちゃんは小柄だと思っていたが、日に日に大きくなり、結構ムチムチしてきた。最近できるようになったことは、餌を食べるようになったり、後ろ足でたまに立ち上がってみたり」
その立ち上がる姿を見せてくれました。
GAOでは、22日まで赤ちゃんの名前を募集していて、県の内外からすでに1万件近くが寄せられています。
名前の参考になるかもしれない赤ちゃんの性格を聞いてみると、田口さんは「いままでの2頭と比べると、かなり慎重派という印象で、いまだに水にもあまり近づかない。結構おとなしめな性格な気がしている」と教えてくれました。
どんな名前が良いかという問いに対しては、「覚えやすく、親しみがある名前だったら良い」と話していました。
名前は、応募の中から、GAOとモモのふるさとである静岡・浜松市動物園の意見も合わせて候補を選定。その後、GAOの来館者の投票で決定し、4月25日に命名式が行われます。
一般公開日は未定ですが、順調にいけば4月以降になる見通しです。
田口清太朗さん:
「あっという間に大きくなる。小さい時期を見られるのは短いので、ぜひ小さい時期のホッキョクグマを見てほしい」
ホッキョクグマの繁殖は非常に難しく、GAOによりますと、これまで国内で200頭ほど生まれていますが、半年以上生存した例はわずか30頭ほど。
その理由について田口さんは、「赤ちゃんが生まれても、母グマにとって環境などの良い条件が整わないと子育てをしないことがある」と話します。
野生のホッキョクグマは、雪の吹きだまりなどに、小さく暗い巣穴を作って出産します。
男鹿水族館では、野生の巣穴に近づけるために「産室」を用意し、暗く静かに保ちながら、出産後の2カ月間は飼育員も中に入らず、監視カメラだけで見守ります。
非常に繊細なホッキョクグマにとって、外からの刺激を最小限にすることが欠かせません。
こうした環境づくりもあって今回も順調に成長している赤ちゃん。これからの成長に期待です。
03月18日(水)18:30