警察官に必要な知識や技能、そして心構えを身に付けるのが警察学校です。入校生は半年から10カ月の間、厳しい訓練を積んで、はじめて警察官としての一歩を踏み出します。この学校で何を学び、どのような訓練を行っているのか、記者が体験してきました。
松田瑛生記者:
「制服に袖を通すと身が引き締まる。きょうは警察学校の1日を体験する」
秋田県警察学校の学生たちは、半年から10カ月の訓練を積み、警察官として現場デビューを迎えます。
今春は100期生として75人が入校し、警察官に必要な知識や技術を学んでいます。
はじめに体験したのは鑑識の授業です。事件捜査のときに重要な証拠になる指紋や足跡を調べます。
暗い地面で足跡を探すときは、ライトでどのように周りを照らすかが重要になります。学生からのアドバイスを受けながら捜査の方法を学びました。
松田瑛生記者:
「逆光で置いた方が見やすいような気がする」
知識だけでなく、もちろん体力も鍛えます。最も厳しい訓練の一つとされるのが、警備実施訓練です。
出動服に着替え、盾を装備します。盾の重さは5.5キロあります。
テロや大規模災害などの緊急事態に備えるには、一糸乱れぬ行動が必要です。県内ではクマの出没などにも同じ装備で向かうこともあり、重要な訓練です。
重い盾を持ち、声を合わせて走ります。
松田瑛生記者:
「重い盾を持つのもですが、それで走り続ける…全然駄目でした」
無事に1日の体験を終えることができました。
今回、警察学校の様子を公開した県警ですが、その背景には「警察官のなり手不足」があります。
県警では、2015年には434人の受験者がいたものの、2025年は199人と半分以下にまで減っています。
こうした取り組みを通じて、県警では少しでも警察に興味を持ってもらえればと話します。
女性警察官:
「厳しい訓練でも助け合い、声をかけ合うことが多く、仲間がいて良かったと思う」
男性警察官:
「一番の楽しみは、ご飯の時間。おいしいご飯を食べながら、仲間と語り合う時間が一番楽しい時間だと思う。県民の皆さんに寄り添った、優しい警察官になりたい」
仲間との絆を深めながら、厳しい訓練を積む学生たち。立派な警察官への道はまだまだ続きます。
2026年に入校した学生の中には、一般企業に就職した後に警察官の道を選んだ人もいます。
また、育休を取りやすくするなど、警察でも進路として選んでもらう工夫をしています。
2026年の警察官の採用申し込みは8月19日までです。詳しくは県警のホームページを確認してください。
08月05日(水)19:00