サッカー元日本代表の小野伸二さんによるサッカー教室が23日、秋田市で開かれ、子供たちが世界レベルの技術を肌で感じながらプレーを楽しみました。
サッカー元日本代表の小野伸二さんによるサッカー教室は、県内で初めて開かれました。
小野さんはワールドカップに3度出場するなど、“ファンタジスタ”として長年サッカーファンを魅了してきました。2023年に引退するまで、浦和や札幌などJ1クラブのほか、海外リーグでプレーしました。
秋田市で開かれた教室には、県内の小学1年生から6年生まで約130人が参加しました。
小野さんは、ドリブルやリフティングなどのポイントを、的確に分かりやすく子供たちに伝えます。
技を磨いた子供たちは、小野さん率いる講師チームとミニゲームで対戦です。
小野さんからボールを奪うと、そのままミドルシュート。ゲームは白熱します。
一方の小野さんは、得意のリフティングを披露。これには子供たち、手も足も出ません。
子供たちは小野さんのボールさばきに翻弄(ほんろう)されながらも、懸命にボールを追いかけ、サッカーの楽しさを改めて感じていました。
参加した児童は「小野さんと対戦して楽しかったし強かった」「技術が磨かれていてすごかった。きれいなトラップとか、きれいなシュートとかをまねしていきたい。将来は日本代表に行ってからスペインに行きたい」と話していました。
秋田から世界のファンタジスタが生まれる日は、そう遠くないかもしれません。
小野さんに、教室にかける思いを聞きました。
小野伸二さん:
「サッカーの楽しさを僕が次世代につなげていきたい。サッカーの楽しさを伝えられる役は僕が適任だなと感じたので、子供たちにそういうところを伝えたいと思いながらやっている」
44歳までプロの世界で戦い続けた小野さん。何よりも「サッカーをやりたい」という気持ちを大切にしてきました。
小野伸二さん:
「いまの子供は色々なところでサッカーの活動に参加していると思う。たくさんのことを色々な人に出会って、色々な選手に出会ってやることは大切なことだが、何よりも『自分でやりたい』という気持ちが先行しないと成長につながらないと感じる」
小野さんは、創造性豊かなプレーを生み出すアイデアや発想力は、積極的にチャレンジしたことで育まれたと話します。
小野伸二さん:
「僕自身もVHSで、ビデオデッキで選手のビデオを借りてきてたくさん見たが、その中で『これ面白いな』と思ったら、見終わった瞬間に外に出て行ってそのプレーをまねしたり、そういうものを練習の中でチャレンジしてみたり、何事もすぐいいものを取り入れようとした。チャレンジしたことが大きいのではないかと思う」
サッカーに夢中で取り組んできた小野さん。これからも活動は続きます。
小野伸二さん:
「心からサッカーを好きになってほしいし、『自分でサッカーをやりたい』という意欲を持ち続けてほしい。これからサッカーをやっていく中で、いいことだけでなく苦しいことに直面することもたくさんあると思うが、それでも『サッカーが好き』という気持ちがそういうところを乗り越えさせてくれると思うので、心の底からサッカーを好きになってほしい」
09月23日(水)18:00