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コメの在庫、例年の倍以上 “コメ余り”で赤字覚悟の販売も 新たな加工品で勝機見出せるか 秋田・湯沢市

“令和の米騒動”から2年。コメの民間在庫はここ10年ほどで最多となる一方、スーパーでの価格は2年前の倍近い高い水準が続いています。秋田県内でコメが余っている現状を取材しました。

数社が共同で使っている低温倉庫の天井近くまで積み上げられたコメ。湯沢市で商社や外食産業などにコメの卸・販売をしている鈴木又五郎商店が抱えるコメの在庫です。すべて2025年に県内で生産された「あきたこまち」です。

通常、新米が出回る秋にかけて倉庫は空になりますが、現在のコメの量は例年の倍以上だといいます。

鈴木又五郎商店・織田拓宏さん:
「売り先はもう決まっているが、買い手の倉庫がいっぱいで、まだ在庫としていっぱい抱えている状態」

市場にどれだけコメが滞留しているのか。農林水産省のまとめでは、2026年3月末の全国の民間在庫は、前年より97万トン多い277万トンで、2016年以降で最も多くなっています。

一方で、消費者が手にとるコメの価格は高止まり。4月13日の週のスーパーでのコメの販売価格は、5キロ当たり3883円でした。1月の4416円からは下落基調ながらも、2024年と比べると約2倍の高い水準です。

織田拓宏さん:
「私の実家も農家をやっている。高く買ってくれるのはうれしいが、高くなったから投資しようとしても高ければいつか下落するときもあるし、安定しないから投資に回すこともできない。安定してコメを供給していけるのが一番だと思う」

肥料や資材の高騰、さらにこれからの季節は倉庫に冷房を入れる必要もありますが、コメの価格にそれらの費用を転嫁するのは難しい状況です。

織田拓宏さん:
「買い手は決まっているという安心感はあるが、そこから価格交渉が入ってくる。値下げですね。場合によっては、赤字になっても売ってしまわないといけなくなる状況が来るかもしれない」

コメを取り巻く環境が大きく変化する中、商店では4月20日、コメの新たな加工品『薬膳粥』の販売を始めました。

鈴木又五郎商店・鈴木アヒナ麻由専務:
「コメ自体だけを売っていては駄目だという危機感がある。当社は秋田県産あきたこまち一本でやっているので、それをもっと広めたいし、それに付加価値をつけなければいけない」

鈴木専務は15年前、ハワイに留学してセラピストの国家資格を取得。以降、美容や健康づくりをコメの加工品の開発に取り入れています。

鈴木アヒナ麻由専務:
「スパイスと、昆布だしで炊いたあきたこまちのごはんと塩。“薬膳”という自然の力で体を良くする」

“令和の米騒動”から2年。日本人の主食であるコメの「おいしさを届けたい」という思いだけでは乗り越えられない壁が、目の前に迫っています。

05月05日(火)19:00

 
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