秋田県内有数のリンゴの産地・横手市ではつぼみが徐々に膨らみ始め、農家が木の枝を切り落とす作業に追われています。

まだまだ雪が残る横手市増田町のリンゴ畑。沼沢淳さんの畑でも積雪が1メートルを超す中、余分な枝を切る作業が進められています。

作業は2月から始まったものの雪が降る日が多く、気温が高くなった3月に入ってようやくはかどってきました。

雪が多いシーズンは雪の重みによる枝折れが見受けられますが、今シーズンは枝に雪が積もらず、被害はありませんでした。

余分な枝を切り落としてスペースをつくることで日当たりを良くし、実に栄養が十分に行き渡るようにします。

沼沢淳さん：
「枝を切ったので理想的な形。スペースができるので、どちらからも枝を伸ばせる」

枝を見ると、少しずつですがつぼみが膨らみ始めています。

2023年は記録的な猛暑でわせ種のリンゴの色づきが悪くなるなど、毎年のように天候に悩まされていますが、変化に向き合いながらおいしいリンゴを消費者に届けようと努力しています。

沼沢淳さん：
「なかなか難しくなってきているが、色のついたおいしいリンゴを届けたい」

作業は4月中旬まで続き、リンゴの花は5月のゴールデンウィークの時期に咲く見通しです。

03月10日(月)20:00